緑内障の自己診断
緑内障の進行を止める予防
緑内障には目立った自覚症状がないので、心の底で不安を抱えていても、なかなか眼科に行く気にはなれません。本の活字が今までよりも読みにくくなったな~、と感じて病院での診察を受けたら、既に緑内障がかなり進行していた。なんて事にならないように、緑内障を予防する1つの方法があります。
簡単な緑内障の自己診断とは?
日常で気付かないような眼の異変にも気付くことが可能で、早期発見に繋がると思います。簡単な緑内障の自己診断をオススメします。ただし、この自己診断は、あくまでも目安です。自分の眼に異変を感じたら、直ぐに眼科で診断を受けてください。
緑内障の自己診断の方法
緑内障の自己診断の方法これは、家庭で、誰でもできる自己診断の方法なんです。時系列に説明していきます。ご家庭のテレビを使用します。
緑内障自己診断法 1
テレビをONにします。放送されていないチャンネルを選択してください。一般には「ザー」という画面の状態になります。この画面の状態を、一般的には、「ノイズの画面」と呼びます。
緑内障自己診断法 2
そのノイズの画面の真ん中に印をつけます。油性のマジック等を使うと、あとで取れなくなってしまいますから自己診断が済んだあとに拭き取れるようなペンを使いましょう。印の大きさは、直径5ミリ位の、塗りつぶした丸印でいいと思います。セロテープを裏に貼った、色の付いた紙でもいいでょう。にちなみに、印の色は、鮮明な色なら、何色でも大丈夫です。
緑内障自己診断法 3
テレビから離れます。30センチくらい離れた場所から、付けた印を片目で見つめます。注意する点は、この時、あっちこっちを見ないでください。印だけを、最低20秒間は凝視するようにしましょう。
緑内障自己診断法 4
見つめている間に、テレビの画面のノイズが、止まったり、歪んだり、一部が欠けたり、暗く見えたり、周りと違って見える部分があったり、した場合は、緑内障が疑われますので、絶対に眼科の診断を受けましょう。
こんな簡単な方法で、本当に緑内障の診断になるの~? と疑う人もいるかもしれませんが、この自己診断の方法は、昔から有名な簡易診断法なんです。最近、な~んか、眼の調子が変だな~、と感じている人には最適な緑内障の自己診断法です。数ヶ月に一度位は、この方法を試してみて、緑内障という病気の予防に役立てていきましょう。
あと、緑内障の自己診断は、ここもオススメします。ファイザー製薬(Pfizer)の緑内障啓発サイトで、信頼性があります。
緑内障予備軍チェック!
ご自身で簡単に出来る、緑内障の予備軍をチェックする項目です。直感的に思い当たる事をチェックして、下の「結果を見る」のボタンをクリックしてみてください。あまり神経質になる必要はありませんが、緑内障予備軍の可能性が「60%」以上になった時は、「もしかしたら?」の自覚を持つことが大事です。
診断結果
▼ 緑内障予備軍の可能性「10%」
将来、緑内障になってしまう危険がゼロではないものの、ストレスを抱え込んだり、目を酷使する生活をしてしまうと、すぐに予備軍になってしまいます。予防には睡眠を十分にとり、目をいたわる生活を心がけましょう。
▼ 緑内障予備軍の可能性「30%」
緑内障予備軍と言っても過言ではないラインです。体調の変化が訪れた時に、緑内障を発症する可能性も出てきます。風邪がなかなか治らないなどの免疫力が下がってきたような状態が続くようでしたら、軽い運動を生活に取り入れるなど、予防には体全体の調子を整えていくことを考えましょう。
▼ 緑内障予備軍の可能性「60%」
緑内障予備軍である可能性が大いにあります。体の不調から目に大きな影響が出てきますので、体調管理を心がけ、栄養面からも運動面からも、予防には生活全体を見直していきましょう。
▼ 緑内障予備軍の可能性「90%」
すでに目に違和感があるのではないでしょうか? 視野の欠損などの症状が起こっていても気がついていない場合もありますので、まずは眼科で検診を受けて目の状態を確認し、予防・改善を始めてきましょう。
緑内障を改善するエクササイズって?
私の場合、なんか目に違和感がずっとあって、気になって眼科に行ったら、緑内障と診断されてしまった。不安でした。眼圧が下がらないし、視野狭窄の進行が止まらない。あり前だけど、失明なんてしたくない。
直ぐに失明の恐れは無いにしても、先日、緑内障予備軍だと眼科医から言われてしまい、そう言えば、最近視界が暗くなった気がしていたし・・・。こんな人の不安を解決する、改善率90%以上の自分で出来る緑内障改善エクササイズでした。
3年前に緑内障と診断されてからずっと治療を続けてきたのですが、視野の欠損が進んでしまい、とうとう手術をする予定になりました。でも手術のリスクや恐怖から、どうしても手術を決断できないでいたのです。
そうこうしているうちに、物が見づらくなってきて、不安がつのり、仕方なく手術を覚悟したのです。その時、この今野先生の「緑内障改善エクササイズ」の噂を聞いて、とりあえず、手術の前に試してみました。
手術しないで済んだ
驚きでした! 「緑内障改善エクササイズ」を一回だけやっただけで、眼が軽くなったような気がしました。もしかしたら今野先生の言われるように、眼だけではなく、私の身体全体が不健康になっていたのかもしれません。
一度、欠損した視野が広がるという現象は無いとのことですが、私が思うに、前よりも、明るく広くなっているようです。毎月の眼科での検診でも、眼圧は安定しているし、進行が止まっていると言われ、とりあえず手術は様子を見てからという、嬉しい結果になりました。
血流と自律神経からアプローチする緑内障改善?
緑内障と聞くとほとんどの人がその理由を「眼圧」に求めます。では、その「眼圧」はどうして高くなったのでしょうか? もしかしたら、それはあなたの身体全体から来る問題かもしれません。血流の改善、自律神経の改善は、眼圧を下げると共に、眼圧以外の原因にも有効な緑内障改善のためのアプローチとして昨今は認知されているのです。
目の様々なトラブルを考える時、「目は目」、「身体は身体」だと分けて考えるのは間違いだと思います。あなたの目も、当然、あなたの身体の一部なのですから、全てトータルで、身体全体から生じる問題だと考える必要があるのです。
緑内障の進行過程とは?
緑内障とは、視野が欠けてくる病気な訳ですから、自分自身で直ぐに気が付くのではないか、と思われがちでなんですが、緑内障の厄介な所は、初期のうちは特に、自覚症状が全く無い点です。実際に視野が欠けてきても、かなり進行するまでは気が付かないのが実情です。ホント怖い病気なのです。
緑内障が無い正常時
視野が欠けるような症状は無く、いわゆる正常時でも、視神経乳頭(視神経が眼球に入る場所。直径約1.5mmの白っぽい円板状)の部分には網膜が無いため、誰しも生理的な盲点はあるのです。しかし実際は、両目で見ている為、片方の眼でもう片方をカバーしています。
緑内障の初期段階
視野の上のほうに、特に鼻側のほうに、暗点(見えない部分)が出来ていますが、この初期段階では、自分自身では全く気付くことはありません。ただ、眼科医の元で、精密な視野検査をすることによって、異常を発見することは可能です。緑内障は初期時での発見が大事ですので、やはり少なくても40歳代になったら1年に一回位は、眼科での視野検査をオススメします。
緑内障の中期段階
視野が欠けている部分がどんどん広がっていきます。通常、暗点は扇形に広がります。ただ、この中期の段階でも、自覚症状が少なく、気が付かない人も多いいのです。
緑内障の後期段階
視野はさらに狭くなります。感覚としては、筒をのぞき込んでいるようになり、視野の中心のわずかな部分で見ている状態になります。この段階で放置したりすると、通行中に人とよくぶつかったり、慣れた室内でも机に身体の一部を擦ったりして、日常生活にも支障が出てきてしまいます。
私の体験
あくまでも私の体験ですが、レストランで食事をしている時など、左右の比較的身体に近い場所に置いた、ビールや水のグラスの存在に気付かず、肘や手で、テーブルからグラスを落としてしまう、といったような症状が多発しました。
この段階で、眼科での視野検診を受けたところ、視野75パーセントという結果をもらい、かなり落ち込みました。視野75パーセントになるまで、全く気が付かなかった訳です。皆さんも注意してください。