緑内障の日常生活での注意
緑内障の進行を止める予防
緑内障で既に病院での治療を受けている方の場合、日常生活ではどんな点に注意をすればいのかを、眼科医の先生に聞いてみました。先生曰く、「実のところは、それほど神経質に考えて生活する必要はありませんよ。何かをしたから急激に眼圧が上がってしまう、といった禁止する行動もほとんど無いし」だそうです。
要するに、「こんな事をしたら緑内障には悪いですから、絶対にやめましょう!」という程のことは日常生活には普通は無い、という事です。だからといって、基本的に、身体に悪いことは避けるべきなのですが。眼も身体の大切な一部の器官なのですから。
ただし、以下のような点には注意をして、日常生活を送ってください。
目薬の点眼、医院への定期検診
医師から処方された目薬の点眼、医院への定期検診は欠かさずに行ってください。決められた薬の点眼回数をキチンと守ることが、何よりも大切です。薬の効果がどの程度出るのか、その薬がご自分に合っているのかを確かめるためにも、毎日忘れずに点眼するようにしましょう。
目薬の点眼と同様に、医師により決められた定期検診は欠かさずに受けてください。緑内障という病気の治療は、患者一人一人に合わせた独特の治療法なのです。Aという人に処方された目薬に効果が認められたとしても、同じ薬がBという人にも効果が出る、とは限らないのです。それは、たとえ家族であっても違います。
緑内障治療は、担当医とのキャッチボール
緑内障の治療は、担当医とのキャッチボール・連携プレーなのです。点眼を一定期間行ない、その結果を医師が判断して、この薬でいくのか、または違う薬、違う治療法を取るのか。医師とあなたの、二人の共同作業なのです。ただ単に、決められた薬を医院にもらいに行く、というものでは決して無い、という事を肝に銘じましょう。
日常の、お菓子や水分の摂取について
10年前位には、緑内障には、カフェインといった刺激物が良くないとか、水分を取り過ぎても良くない、といった諸説がありましたが、現在では、通常の範囲内であれば、特に問題はないと考えられています。ですので、コーヒーや紅茶が飲めなくなるとか、ケーキや和菓子が食べれなくなる、といった事はありません。
通常の水分摂取は問題無し
一昔前によく言われた、緑内障なんだから日常の水分摂取を制限しなければいけない、という事は、今は全く言われていません。だからといって、ジュースやコーラを、大量に取り過ぎるのは、眼というよりも、身体全体の問題に関わってきますので、控えたほうがいいと思います。
お酒やタバコについて
お酒を飲むのも、その量が適度であれば問題無いと今は言われています。私達の感覚で言うと、アルコールを飲むと眼が充血したりして負荷がかかり、眼圧に良くないんじゃないか? と考えがちですが、適度なアルコールの摂取によって、眼圧が急激に上がるということはありません。ただし、水分摂取と同じで、適量を超えた過度の飲酒は、慎みましょう。これも、眼に悪いというよりも、身体全体の問題ですので。
タバコは絶対に控える
喫煙についてですが、タバコは百害あって一利無し、と言われているように、緑内障の場合は特に、視神経の血液の循環を悪化させる可能性が高いので、出来るだけ控えてください。視神経の血流を心配しながら吸うのでしたら、いっそ禁煙してください。禁煙は、眼だけの問題ではなく、身体全体の健康増進の為にも良いことなので。
日常の中に適度な運動を
ご自分が緑内障という診断を受けたからといって、運動を控える必要は全くありません。逆に、適度な運動は、眼圧を下げるのに高い効果があるとされています。ご自身の健康増進の為にも、日常生活の中に、適度の運動を組み入れ、それを定期的に続けていくことは、とても大事です。
運動の種類としては、ウォーキング等の有酸素運動を中心に考えてください。全力を出し切ってプールで泳ぐとか、100メートルを息を止めて全力疾走するような激しい運動は控えるようにしましょう。特に・・・
逆立ちや、過度の腹筋、重量上げといった、
瞬間的に身体や血圧に重い負荷がかかる運動は控えてください。
特に、糖尿病をお持ちの方は注意
糖尿病と緑内障には、密接な関係が指摘されています。糖尿病をお持ちの方は、病気が進行すると、緑内障も悪化してしまう傾向が強くあります。糖尿病の進行をキチンとご自分で管理し、特に血糖値の安定化に注意をして、緑内障の進行を防ぐことが重要になります。
各医師へは告知する
糖尿病で受診される内科医には、自分が緑内障であることを必ず告げ、もちろん、緑内障で受診されている眼科医にも、自分が糖尿病でもある事を必ず告知しまょう。血糖値の上昇が、緑内障の急速な悪化を招く事例が多く報告されていますので。
緑内障予備軍チェック!
ご自身で簡単に出来る、緑内障の予備軍をチェックする項目です。直感的に思い当たる事をチェックして、下の「結果を見る」のボタンをクリックしてみてください。あまり神経質になる必要はありませんが、緑内障予備軍の可能性が「60%」以上になった時は、注意してみてください。
診断結果
▼ 緑内障予備軍の可能性「10%」
将来、緑内障になってしまう危険がゼロではないものの、ストレスを抱え込んだり、目を酷使する生活をしてしまうと、すぐに予備軍になってしまいます。予防には睡眠を十分にとり、目をいたわる生活を心がけましょう。
▼ 緑内障予備軍の可能性「30%」
緑内障予備軍と言っても過言ではないラインです。体調の変化が訪れた時に、緑内障を発症する可能性も出てきます。風邪がなかなか治らないなどの免疫力が下がってきたような状態が続くようでしたら、軽い運動を生活に取り入れるなど、予防には体全体の調子を整えていくことを考えましょう。
▼ 緑内障予備軍の可能性「60%」
緑内障予備軍である可能性が大いにあります。体の不調から目に大きな影響が出てきますので、体調管理を心がけ、栄養面からも運動面からも、予防には生活全体を見直していきましょう。
▼ 緑内障予備軍の可能性「90%」
すでに目に違和感があるのではないでしょうか?視野の欠損などの症状が起こっていても気がついていない場合もありますので、まずは眼科で検診を受けて目の状態を確認し、予防・改善を始めてきましょう。
緑内障を改善するエクササイズ?
数年前から眼に違和感がずっとありました。気になるので眼科に行ったら、緑内障と診断されてしまったのです。かなり不安でした。眼圧は下がらないし、定期検診では視野狭窄と言われました。あたり前ですけど、失明なんてしたくはありません。
直ぐに失明の恐れは無いにしても、緑内障予備軍だとも眼科医から言われてしまい、そう言えば、最近視界が暗くなった気がしていたし・・・。私のような、こんな方達の不安を解決する、改善率90%以上の自分で出来る緑内障改善エクササイズがあります。
眼科で緑内障の疑いがあると言われてからずっと経過を見ていたのですが、視野検査をすると、予想通り視野の欠損が始まっていたのです。現在の欠損率はだいたい25パーセント位だとのこと。
もちろんというか、まだ自覚症状というものがありません。でも、自分が緑内障になったという現実は深く受け止めなくてはなりません。とりあえず出来ることは何でもやろうと思っています。ですので目の健康には異常なくらい気を使うようになりました。
星や月の光が鮮明に
今さらなんですが、どうして眼科では、疑いが少しでもある時点で、緑内障の予防策を教えてくれなかったのか? 理解に苦しんでいます。そんな私を見据えてか、娘がこの「緑内障改善エクササイズ」を薦めてくれました。
もっと早い時点で知ることができたら、更に良かったのですが。日々の生活の中にこのエクササイズを取り入れるようになってから、一番感じていることは、周囲の光景が明るくなったということです。
自分でもイマイチ信じられないのですが、夜寝る時、今まで感じていた一日の目の疲れが取れていることに気が付き始めています。ベットの横にある窓からの夜空の星や月の光が、以前により明らかに鮮明になって来ました。驚いています。
血流と自律神経から緑内障を改善
血流の改善、自律神経の改善は、眼圧を下げると共に、眼圧以外の原因にも有効な緑内障改善のためのアプローチとして昨今は認知されています。身体全体のバランスを整えるという観点からの、緑内障改善のためのプログラムというものがありました。
目の様々なトラブルを考える時、「目は目」、「身体は身体」だと分けて考えるのは間違いだと思います。あなたの目も、当然、あなたの身体の一部なのですから、全てトータルで考える必要があるのです。私はそう感じています。
高眼圧症とは何?
人間の身体は不思議です。眼圧が高いのにも関わらず、これといって、視神経に障害が無い人のことを「高眼圧症」と呼ぶそうです。この現象は、視神経が通常の人よりも「圧」に強い人がいるということが理由です。全ての人間には個体差があるのです。
そうなんです、眼圧が高いからといって、緑内障になるとは限らないのです。不思議ですね。しかし、こういった「高眼圧症」の中にも、年齢を重ねることで、急に緑内障を発症する人がいます。ですから、一旦、眼科で眼圧が高いと診断されたら、一年に一度位のペースで、定期的な検査を続けたほうがいいようですね。